
2025.12.15(月)
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豆知識
挙式スタイル
結婚式は、これからの人生を歩むおふたりにとって、かけがえのない特別な一日。
だからこそ「どんな挙式スタイルにする?」「会場はどんな雰囲気が良い」「ゲストは何人くらい招待する」など考えることが多く迷ってしまう方も少なくありません。結婚式の主な種類やそれぞれの特徴、選び方のポイントをわかりやすくご紹介します。スタイルや会場、人数による違いを知ることでおふたりらしい結婚式のイメージが明確になるはずです。

⒈結婚式の挙式スタイル一覧
挙式にはいくつかのスタイルがあり、雰囲気や意味合い進行がそれぞれ異なります。特徴を知ることで、おふたりに合った形が見えてきます。
教会式・チャペル式
日本で最も選ばれている挙式スタイルで、約半数のカップルが教会式を選択しています。ウェディングドレスや、バージンロードなど花嫁の憧れが詰まった演出が魅力。牧師進行の元、指輪交換や誓いのキス、ベールダウンなど家族との絆を感じられるシーンも印象的です。
人前式
宗教にとらわれず、ゲスト全員が結婚の証人となる自由度の高い挙式スタイル。進行や演出、会場をふたりらしくアレンジできるのが魅力で、誓いの言葉や結婚証明書の演出も自由。
神前式
神前式は、日本の伝統を大切にした挙式スタイルで、神社や神殿にて和装で執り行われます。参進の儀や三三九度、玉串奉奠などの儀式を通して、両家の結びつきを重んじるのが特徴です。全体の約15.2%が選択しており、費用は20万円台から50万円以上まで幅があります。
仏前式
仏前式は、仏様やご先祖様に結婚を報告し、家族の絆を大切にする仏教式の挙式です。念珠授与や焼香など独自の儀式があり、厳かな雰囲気が魅力。選ばれる割合は約0.4%で、費用は20万円前後と比較的抑えられます。
- 結婚式場のタイプを比較
会場の種類によって、結婚式の雰囲気や過ごし方は大きく異なります。それぞれの特徴を知り、おふたりの理想に合った会場を選びましょう。
ホテルウエディング
格式ある空間と、行き届いたサービスが魅力のホテルウエディング。チャペルや披露宴会場、美容室、宿泊施設まで揃っており、遠方ゲストにも安心です。経験豊富なスタッフのサポートで準備もスムーズですが、費用はやや高めで、他の結婚式と重なることもあります。
ゲストハウスウエディング
一軒家を貸切にできるゲストハウスは、プライベート感と自由度の高さが魅力。装飾や演出にこだわりたいおふたりにおすすめです。一方で、費用が高くなりやすく、立地や宿泊面での配慮が必要な場合もあります。
料亭ウエディング
料理を重視したい方に人気なのが料亭ウエディング。出来立ての料理でおもてなしができ、落ち着いたアットホームな雰囲気が特徴です。記念日に再訪できる点も魅力ですが、設備面は事前の確認が大切です。
ガーデン・リゾートウエディング
自然に囲まれた開放的な空間で行うガーデン・リゾートウエディング。非日常感と自由な演出が楽しめます。ただし天候の影響を受けやすいため、雨天時の対応や予約時期には注意が必要です。
⒊規模人数で選ぶ結婚式
招待するゲストの人数によって、結婚式の雰囲気や当日の過ごし方、準備の内容は大きく変わります。ここでは、規模別の特徴をご紹介します。
大人数での挙式・披露宴
70名以上の結婚式は、華やかで特別感のある一日を演出できるのが魅力です。職場関係やご友人、親族まで幅広く招待でき、迫力のある演出や余興も楽しめます。一方で、おひとりおひとりとゆっくり話す時間は限られ、準備項目も多くなりがちです。費用は高くなる傾向がありますが、ご祝儀の総額によっては自己負担が大きく変わらないケースもあります。
少人数・家族婚の魅力
30名以下の少人数婚は、ご家族や親しい方々に囲まれた、あたたかみのある結婚式が叶います。ゲストとの距離が近く、会話やおもてなしにしっかり時間をかけられるのが特長です。全員参加型の演出も取り入れやすく、準備の負担が比較的少ない点も魅力。ただし、華やかさやスケール感を重視したい方には、少し控えめに感じることもあります。
ふたりだけ・極小規模婚という選択
新郎新婦おふたり、またはごく少人数で行う結婚式は、最もプライベートで特別感のあるスタイルです。準備や費用を抑えながら、シンプルに想いを伝え合いたい方に向いています。ゲストを招かない分、後日改めて写真撮影やお食事会を設け、周囲の方と幸せを分かち合うケースも多く見られます。
- 披露宴・食事会のスタイル別特徴
挙式だけでなく、その後の披露宴や食事会の過ごし方も多彩です。おふたりの想いやゲストとの関係性に合わせて、最適なスタイルを選びましょう。
挙式+披露宴スタイル
挙式の後に披露宴を行うスタイルは、もっとも一般的な流れです。ご家族やご友人、職場関係の方まで幅広く招待でき、演出や余興を取り入れながら、にぎやかで華やかな時間を楽しめます。感謝の気持ちをしっかりと伝えたいおふたりにおすすめです。
挙式のみ・披露宴なしという選択
挙式のみを行い、披露宴を設けないスタイルも近年注目されています。厳かなセレモニーを大切にしつつ、写真撮影や簡単なセレモニーで思い出を残すことも可能です。準備や費用を抑えたい方や、シンプルな結婚式を望む方に向いています。
フォトウエディング・前撮りの活用
挙式や披露宴は行わず、写真撮影をメインにするフォトウエディングも人気のスタイルです。スタジオ撮影はもちろん、思い出の場所や自然あふれるロケーションでの撮影を楽しめるのも魅力。おふたりらしさを形に残したい方にぴったりです。
- おふたりらしい結婚式を選ぶコツ
選択肢が多く迷ってしまうときこそ、まずは「何を大切にしたいか」を整理することが大切です。
優先したいポイントを明確に
費用、ゲスト人数、立地、会場の雰囲気、演出など、「ここだけは譲れない」というポイントをおふたりで話し合ってみましょう。軸が定まることで、会場選びがぐっと進めやすくなります。
見学・相談を上手に活用
実際に会場を見学したり、プランナーに相談したりすることで、イメージが具体的になり、不安や疑問も解消しやすくなります。気になることは早めに確認するのがおすすめです。


