2025.09.12(金)
-
豆知識
日本独自の婚約の儀式である、「結納」
仲人が両家を行き来して行われる「正式結納」や、両家が一同に会して行われる「略式結納」など結納にもいろいろなスタイルがあります◎
結納をするとなったとき、「どんな服装にすればいいのか?」は気になるポイントの一つですよね…
そこで今回は、結納での服装選びのポイントを2回に分けてご紹介いたします♬
まずは、結納の服装を選ぶときのポイントから見てみましょう!一番大切なポイントは、出席者の服装の『格』を揃えることです。「格」はかんたんに言うと「フォーマル度」のようなもの。結納や結婚式などの正式な場では、その場にふさわしい「格」の服装を選ぶ必要があります◎
「格を揃える」とは、「どの程度正式な服装にするか」の「程度」を揃える、と思えばいいですね♬
♡正式結納
・・・服装は最も格の高い「正礼装」がふさわしいとされています。
・男性本人
和装:五つ紋付羽織・袴
「五つ紋付羽織・袴」はその名の通り、両胸・両袖・背中の中心に「全部で5つの紋」が入った和装。
着物は、家や個人、団体を表す「紋(紋章)」を付けることで格が上がり、その中でも「五つ紋」は最も格が高くなります。
・両家の父親、仲人男性
洋装:モーニング・燕尾服
洋装の場合、男性の正礼装は昼がモーニング、夜は燕尾服になります。
モーニングは裾が前から後ろにかけて曲線を描くようにカットされたジャケットを合わせるスタイルで、
燕尾服はジャケットの後ろがツバメの尾のようにカットされているのが特徴です。
・女性本人
振袖
正式結納の場合、女性は正礼装の振袖を選ぶのが一般的。
華美すぎないものを選ぶと、お祝いの場に合った上品な印象になります。
地色はクリーム系や淡いピンクなどがおすすめです。
・両家の父親、仲人男性
和装:五つ紋付羽織・袴
洋装:モーニング・燕尾服
両家の父親や仲人の男性も、男性本人と同じく五つ紋付羽織やモーニングを着ることが多いです。
・両家の母親、仲人女性
黒留袖、五つ紋の色留袖
両家の母親や仲人女性は、「留袖」と呼ばれる着物を着るのが一般的です。「留袖」とは振袖に比べて袖が短く、裾の部分に模様が施された着物のことで、留袖のうち、五つ紋が入った地色が黒のものは「黒留袖」と呼ばれ、既婚女性の正礼装となります。
対して「色留袖」は黒以外の地色の留袖のことで、既婚・未婚に関わらず着ることができます。色留袖は紋の数によって格が変わり、五つ紋だと振袖や黒留袖と同じく正礼装になります。
正式結納での服装はこれらのような恰好になります❣
また正式か略式化によって服装が変わってくるので、
次は略式結納の服装について説明していきます🔥