2025.09.10(水)
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豆知識
指輪選びで迷わない!婚約指輪と結婚指輪のポイント&相場ガイド
婚約指輪と結婚指輪は、人生の節目を彩る大切なジュエリーです。どちらも愛の証であることに変わりはありませんが、贈る意味や身に着け方、選び方にはそれぞれ特徴があります。この記事では、婚約指輪と結婚指輪の違いや相場感、デザインの傾向をわかりやすくご紹介します。さらに、指輪選びで押さえておきたいポイントもピックアップ。これから大切なリングを選ぶ方にとって、参考になる情報をまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
【目次】
1.婚約指輪と結婚指輪の相場や違いについて
2.結婚指輪の選び方
3.婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際の注意点4つ
1.婚約指輪と結婚指輪の相場や違いについて
婚約指輪と結婚指輪の違い
婚約指輪も結婚指輪も、どちらもおふたりにとって大切な愛の象徴です。同じく「左手の薬指」に着けるため、同じものだとイメージされる方も少なくありません。ですが、実際には贈る意味やタイミングに違いがあります。
また、デザインの傾向や身につける場面、さらには費用の相場も異なるため、購入前にしっかり理解しておくことが大切です。
婚約指輪とは
婚約指輪とは、その名の通り「婚約の証」として贈られるリングのことを指し、エンゲージリングとも呼ばれています。プロポーズの際や結納の場で、結婚の決意を形にして贈られることが多いのが特徴です。
デザインは多様ですが、中央に大きなダイヤモンドをあしらったタイプが主流です。ダイヤモンドは天然の鉱物の中で最も硬いことから、「固い約束」や「永遠の絆」を象徴するとされており、定番の人気を誇ります。華やかなデザインが多いため、結婚後は普段使いよりも特別なイベントやパーティーなどで身につける方が多い傾向にあります。
婚約指輪の価格帯は結婚指輪よりも高めで、相場は20万円~60万円程度といわれています。首都圏で行われた2024年の調査では、購入価格帯の最も多いのは30~40万円未満(25.7%)、次いで20~30万円未満(18.1%)、40~50万円未満(14.0%)という結果でした。
さらに、50~60万円未満は9.4%、60~70万円未満は8.2%と続き、平均購入額は43.2万円となっています。前年の2023年は43.3万円で大きな変化はありませんが、2022年(40.4万円)、2021年(38.6万円)と比べると、年々上昇傾向が見られます。
▼婚約指輪の購入額(2024年調査:首都圏の情報を参照)
結婚指輪とは
結婚指輪は「結婚の証」として日常的に身につけるリングで、マリッジリングとも呼ばれています。
多くの場合、同じデザインやモチーフを取り入れたペアリングを選び、おふたりでお揃いとして着用するのが一般的です。
日本における結婚指輪の文化は、明治時代にヨーロッパから伝わりましたが、当初はあまり
広まりませんでした。第二次世界大戦後、生活習慣の洋風化や結婚式の普及とともに、結婚式で指輪交換を行う習慣が定着していきました。
現在では、挙式で指輪交換を行うカップルが多いため、結婚式を予定している場合は挙式日までに指輪を用意しておく必要があります。
「ぜクシイ結婚トレンド調査2024」によると、結婚指輪(2人分)の購入価格帯で最も多かったのは20~25万円未満(20.5%)。次いで30~35万円未満(21.3%)、25~30万円未満(17.6%)という結果でした。
さらに、40万円以上の購入割合は27.6%にのぼり、全体の購入額は31.6万円となっています。これは2023年の平均30.8万円よりわずかに上昇しており、2022年・2021年の27.0万円と比べると、30万円台が主流となりつつある傾向が見て取れます。
▼結婚指輪の購入額(ふたり分)(2024年調査:首都圏の情報を参照)
2.結婚指輪の選び方
結婚指輪を選ぶときは、デザインの好みだけでなく、指に着けたときの馴染みやすさ、そして手全体
とのバランスも大切なポイントです。毎日身につけるものだからこそ、試着してフィット感や着け心地をしっかり確認しておきましょう。
デザインの種類
結婚指輪のデザインは大きく分けると「ストレートタイプ」「V字・U字タイプ」「ウェーブ(S字)タイプ」の3つがあります。それぞれ手元に与える印象が異なるため、自分たちの雰囲気や指の形に合ったものを選ぶことが大切です。
ストレートタイプ
指輪のアーム(輪)がまっすぐな形をした、最もスタンダードなデザインです。シンプルで飽きがこず、どんな手の形にも自然に似合います。デザイン自体はシンプルでも、幅や厚みを変えることで印象を大きく変えることができ、ペアリングとしても人気が高い定番アイテムです。
V字・U字タイプ
アームがアルファベットの「V」や「U」の形を描くデザインです。V字タイプはシャープで洗練された雰囲気があり、指を細く長く見せてくれる効果があります。指の太さや長さにコンプレックスを感じている方におすすめです。一方、U字タイプはV字よりも柔らかなカーブを描き、優しく穏やかな印象を与えます。
ウェーブタイプ(S字タイプ)
アームが穏やかなS字を描くラインのデザインで、手元に自然な動きを演出できます。柔らかく上品な雰囲気を持ち、小さめの手やふっくらとした指にもよく馴染むのか特徴です。また、S字カーブは婚約指輪との重ね着けがしやすく、重ねたときに美しく見える点も人気の理由となっています。
4.婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際の注意点4つ
婚約指輪や結婚指輪は、一生に寄り添う大切なアイテムです。だからこそ「デザインが気に入ったから」「価格が手頃だから」という理由だけで即決してしまうのは危険です。高価で長く使うものだからこそ、後から後悔しないように、慎重に選ぶことが大切です。
①購入前に情報収集をする
指輪選びを始める前に、まずは複数のショップやブランドを調べてみましょう。国内外のジュエリー
ブランドは多種多様で、デザイン・素材・価格帯・コンセプトはそれぞれ異なります。公式サイトや
口コミ、SNSでの評判を確認し、アフターサービスや接客対応の評価も参考すると安心です。事前に
候補を絞っておくことで、自分たちの希望に近い指輪に出会える可能性が高まります。
②複数店舗で比較する
一軒目で理想の指輪に出会ったとしても、すぐに決めるのではなく、他の店舗も訪れて比較することが大切です。同じ価格帯でもデザインや品質が異なり、より満足できるものが見つかることもあります。調査によると、複数店舗を回ったカップルほど納得感を得やすい傾向があるようです。もちろん
「特定のブランドで揃えたい」という想いがある場合はその選択も正解ですが、最終的に大事なのは
おふたりが納得して選べるかどうかです。
③必ず試着して確認する
写真やカタログだけでは、実際に指につけたときのバランスや着け心地はわかりません。必ず試着して、自分の手や指の形に合うかを確かめましょう。指輪の幅や厚み、フィット感、さらには長時間つけた
ときの快適さなども体感できます。気になるデザインがあれば写真を撮ったりメモを残したりしながら、複数の候補を比較して検討すると安心です。
④アフターサービス・保証内容を確認する
購入前に、保証やアフターサービスの内容を必ずチェックしておきましょう。月日とともに指のサイズが変わったり、日常生活の中で小さなキズがついたり、石が緩んだりすることもあります。リサイズ・修理・クリーニング・メンテナンスといったサービスが充実していれば、長く安心して使うことが
できます。保証書に記載された条件や保証期間も確認し、どこまで対応してもらえるかを把握して
おくと安心です。