2025.08.01(金)
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豆知識
披露宴で流れるムービーをご紹介
結婚式の披露宴を、より感動的で印象深いものにするために欠かせないもの、それは「ムービー演出」です。今回は披露宴でよく使われるムービーの種類や、それぞれの役割、上映するタイミングなどを詳しくご紹介します!
目次
1.どんなムービーがあるの?
2.オープニングムービー
3.プロフィールムービー
4.エンドロールムービー
5.その他のムービー
1.どんなムービーがある
結婚式の披露宴でよく流されるムービーは、主に次の3つに分けられます。
◯オープニングムービー
披露宴の始まりを盛り上げるための映像。ゲストに「これから始まりますよ」というワクワク感を演出します!
◯プロフィールムービー
新郎新婦の生い立ちや馴れ初めを紹介する映像。ゲストに二人のことをもっと知ってもらい、親近感を持ってもらうためにぴったりです!
◯エンドロールムービー
披露宴の最後に上映される締めくくりの映像。ゲストへの感謝の気持ちを伝えるとともに、披露宴の余韻を楽しんでもらう目的があります。この3本は多くのカップルが取り入れている、定番のムービーです。加えて、最近では余興ムービーやサプライズムービーなど、オリジナリティーを出せるムービーも人気です。
ここからは、各ムービーについてもう少し詳しくご紹介します!
2.オープニングムービー
新郎新婦の入場前にゲストに向けて上映されるムービーで、披露宴の雰囲気をつくると同時に、これから始まる特別な時間への“期待感”を高めてくれます。
流す目的
◯ 会場の空気を温める
披露宴の序盤はゲストも緊張気味なので、映像を流すことで笑いや感動が生まれ、場が和みます。
◯ 会場全体の一体感をつくる
映像のメッセージで「ようこそ」「ありがとう」を伝えることで、ゲストとの距離ぐっと縮まります。
- テーマや世界観を伝える
結婚式にテーマがある場合、その世界観を映像でしっかりと伝えることができます。
- 入場シーンにインパクトを与える
映像が終わった瞬間に扉が開き、新郎新婦が登場!という流れにすると、披露宴の ハイライトのひとつになるような、素敵なシーンができあがります。
流すタイミングとムービーの長さ
新郎新婦の入場前に流すのが一般的で、1分半~3分程度がおすすめです。長すぎるとゲストが飽きてしまい、かえって入場前の盛り上がりが冷めてしまう可能性があります。
デザイン、内容の例
◯映画の予告編風
映画のトレイラーのようなドラマティックな編集で、緊張感とワクワク感を同時に 演出できます。ディズニー映画のオープニングに流れるシンデレラ城の映像から始まるムービーはディズニー好きにはとても人気です!
◯ゲーム・SNS風
マリオやRPG風、YouTubeのオープニングを模したような遊び心のある演出で、笑いを誘いたいカップルに人気です!
◯シネマティック(映画調)
本格的な撮影と編集で映画のような美しい映像で、大人っぽくおしゃれな印象に仕上がります。
3.プロフィールムービー
披露宴の中盤に上映するムービーで、新郎新婦の生い立ちから出会い、結婚に至るまでのストーリーをまとめた映像です。新郎の生い立ち、新婦の生い立ち、ふたりの出会い・交際・プロポーズエピソード、の流れが一般的で、それぞれの写真にコメントやエピソードを添え、家族や友人との思い出を振り返ることができます。
流す目的
◯ゲストとのつながりを感じられる
写真に映る家族、友人、恩師などの姿に、ゲストも自然と笑顔になります。参列したゲストの方は「自分もこのストーリーの一部なんだ」と感じられます!
◯新郎新婦の人柄が伝わる
どんな環境で育ち、どんな価値観を持ってきたかがわかる映像は、ふたりの“人となり”を伝える絶好の機会です。
流すタイミングとムービーの長さ
披露宴の中盤、食事が進み歓談も落ち着く頃に流すのが一般的で、お色直しで新郎新婦が中座している時間帯に上映されることが多いです。
長さの目安は5~8分程度、オープニングムービー同様、長すぎると飽きられてしまいますが、新郎新婦のこれまでの人生と出会いを全て振り返るので、短すぎると内容が薄くなってしまいます。
テンポよく、写真とコメントのバランスを意識しましょう!
デザイン、内容の例
◯スライドショー+メッセージ
シンプルなスライドショーにメッセージを添える王道スタイルです。写真がメインで感動を誘います。
◯クイズやランキング形式
「新郎の小学生時代の夢は?」「新婦が一番笑ったデートは?」など、参加型でゲストの皆さんに楽しんでいただけます。
4.エンドロールムービー
披露宴の締めくくりに上映する、ゲストの名前を映画のエンドロールのように流したり、感謝の気持ちや当日のハイライト映像を届けたりするムービーで、印象的なラストを演出してくれます。
流す目的
◯感謝の気持ちを映像で表現できる
披露宴の最後にゲストの名前が映し出されることで、「この人のことを大切に思って いる」「今日は来てくれて本当にありがとう」という気持ちがストレートに伝わり ます。
◯ 一体感と感動を生む
ひとりひとりの名前が映ることで、ゲスト全員が主役の一員のように感じられ、会場全体が温かい雰囲気に包まれます。
◯披露宴の余韻を残す演出に
最後まで丁寧におもてなしされた印象が残り、記憶に残る披露宴になります。 当日の映像を流すムービーなら、一日を映像で振り返ることができます!
流すタイミングとムービーの長さ
披露宴のラスト、新郎新婦が退場した後、ゲストが退場を始める前に流すのが一般的です。長さは3~5分程度、一曲分で作る方が多いです。
デザイン、内容の例
◯当日撮って出し
挙式、披露宴中の様子を撮影&即編集して、エンディングで上映する大人気のスタイル。臨場感があり、驚きと感動が同時に伝わります。
◯ 写真+メッセージ付きロール
ゲストとの写真を使いながら、名前と一緒にひと言コメントを添えるスタイル。
感謝の気持ちがより伝わります。
5.その他のムービー
「オープニング」「プロフィール」「エンドロール」の3大ムービーをご紹介しましたが、最近はそれ以外にも、個性や感謝を伝えるさまざまなムービー演出が増えているのでそちらも、「その他のムービー」としてまとめてご紹介します!
◯サプライズブーケムービー
新郎が新婦に内緒で、新婦のゆかりの地(母校、実家、部活動のグラウンド、地元の公園など)を訪ね歩き、各地でお花を集めてブーケをつくるサプライズムービー。 訪れた場所で出会う人たちが花を渡す様子や、その土地での思い出も映像に盛り込まれ、 見ているゲストも涙してしまう感動的な演出です。 完成したブーケは、映像のラストに“リアルなプレゼント”として新婦に手渡されることも多く、「映像+リアル演出」を組み合わせた体験型サプライズとしても話題で、ふたりだけでなくゲストや家族にも深い印象を残すムービーです。新郎からのサプライズが多いですが、もちろん新婦から新郎に向けたサプライズも素敵です!
◯サンクスムービー
披露宴のラストや送賓時などに、新郎新婦からゲストへの感謝の気持ちを映像で伝えるムービー。家族や友人へのメッセージを個別に盛り込むこともでき、「ありがとう」を丁寧に届けたいふたりにおすすめです!
◯ レタームービー
両親への手紙を読むのが恥ずかしいという方におすすめなのが、手紙の代わりに代わりとして流すレタームービーです。写真やエピソードを交えて、育ててくれた感謝の想いを映像で表現します。
◯ ゲスト紹介ムービー
出席してくれたゲストを一人ひとり紹介するムービー。 ゲスト名や写真、ちょっとしたコメントなどを添えることで、「来てくれてありがとう」 「あなたが大切です」という気持ちが伝わります。少人数婚にもぴったりです!
◯フラッシュバックムービー
披露宴中盤以降に流す、ふたりの思い出やこれまでの写真・動画を短くまとめたムービー。 プロフィールムービーの内容を“回想”のように使ったり、再登場前の演出として活用したりするアイデアです。