2025.07.30(水)
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豆知識
入籍や挙式に向いている日・向いていない日を徹底解説!
結婚することが決まったおふたりにとって、「いつ入籍するのか」「いつ挙式を挙げるのか」はとても大切で、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
婚約届を役所に提出して受理された日が「入籍日=結婚記念日」になるため、よく考えて、縁起のいい日を選びたいものです。日取りを選ぶという習慣は、古代から伝わる風俗や信仰に由来しています。暦の上で決められた「縁起のいい日=吉日」を選ぶことによって、新たな人生を無事にスタートさせ、その後の生活が幸せで満ち足りたものであることを願うという意味が表されています。
そこで今回は、入籍に向いている日(開運日)と入籍に向いていない日(悪日)を徹底解説します。入籍日を決める際にはぜひ参考にしてください。
目次
1.開運日とは
2.悪日とは
1.開運日とは
【開運日の定義】
”天が全てを赦してくれる”つまり、開運日は何をやってもうまくいく日です。
一粒万倍日
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは、吉日のひとつで、新しいことを始めるといい日と言われています。もともとは「一粒のモミが万倍にも実る」といった意味があり、その日に始めたことが何倍にもなって返ってくる日です。入籍日としても人気ですが、それ以外にもプロポーズや結婚式、新居への引っ越しなどをするときに一粒万倍日を選ぶことも多い傾向にあります。
天赦日
天赦日(てんしゃにち)とは、その言葉の通り天が赦してくれる日とされる開運日のひとつです。年に5~6回しかない貴重な日で、この日は何事も上手くいく日とされています。一粒万倍日と同じく、結婚や入籍、引っ越し開店や開業などに最適な日とされています。そのため人生における大きな転換日とするのにおすすめの日となっています。また、一粒万倍日と天赦日が重なる日もあり、その日はさらに開運パワーが強まる日とされています。
大明日
大明日(だいみょうにち)は、太陽が隅々まで明るく照らしてくれる日とされており、物事が全て上手くいく大吉日です。結婚や入籍など新しい人生をスタートする日としても良く、特に母倉日と重なる日はさらに開運パワーが強まります。
母倉日
母倉日(ぼうそうにち)は「七箇の善日」のひとつであり、慶事を行うのに良い日とされています。特に結婚式や入籍など、結婚に関することには最適な日です。母倉日はもともと「母が子を育てるのと同じように、天が人を慈しむ日」という意味があります。母倉日は月に10回以上になることもあるため、他の吉日と組み合わせやすい日だと言えるでしょう。
天恩日
天恩日(てんおんにち)とは、天の恩恵を受けられる縁起のいい日とされ、入籍や結婚式にいい日とされています。天恩日は15の干支で決まり、5日間連続で訪れます。そのため、他の吉日と重なることが多く、天恩日の期間は入籍や結婚式以外にも引越しやお祝いなど様々な慶事に選ばれることが多いです。
おふたりにとって特別な日
出会った日や交際をスタートさせた日、どちらかの誕生日など、おふたりにとって特別な日を開運日とすることも素敵です。11月22日の「いい夫婦の日」に入籍する方も多いようです。その他にも、8月10日「ハートの日」や10月8日「永遠の日」など、語呂合わせでいい日を選ばれることも多いです。毎年おふたりでゆっくり結婚記念日をお祝いしたいなら、祝日を選ぶのも一つの方法です。
2.悪日とは
【悪日の定義】
陰陽道や暦において物事を行うのに不吉で避けるべきとされている日のことです。
仏滅
六曜の中で最も縁起が悪いとされている日です。結婚などの慶事は避けるべきとされています。
赤口
正午以外は凶とされる日です。特に火や血を連想させるためお祝い事には向かないとされています。
不成就日
不成就日とは「ふじょうじゅにち」または「ふじょうじゅび」と読み、何事も成就しない日とされています。そのため、新しいことをスタートするのは避けるべきと言われています。不成就日は1ヶ月に4日前後あります。不成就日と吉日が重なった場合、吉が半減すると言われています。入籍や結婚式、子どもの命名などをする場合はこの日を避けて日取りを決めることをおすすめします。
黒日
黒日(くろび)とは、暦の上で最も悪い大凶の日で葬儀以外のあらゆる行事において悪い日とされています。六曜の仏滅よりも悪い凶日となるため、入籍日に選ばない方が多いです。
鬼宿日
鬼宿日(きしゅくび・きしゅくにち)は、二十八宿(にじゅうはっしゅく)のひとつで、鬼宿にあたる日です。鬼が宿にいて外を歩かないため、鬼に邪魔されずに何事もすることができる良い日です。しかし、結婚や入籍などは凶です。結婚は嫁入りともいいます。鬼宿日は鬼が家にいる日なので、鬼がいる日に嫁入りをすると鬼と嫁が鉢合わせてしまうため、婚礼関係は凶と言われています。
寅の日
寅の日は金運を高める良い日とされています。「虎は千里を往って千里を帰る(戻る)」という言葉もあるように、無事に帰ってくるという意味のあり、「寅の日に結婚をすると離婚する」として縁起が悪い日とされています。仮に大安であっても先の理由から寅の日は入籍日には向いていません。
ここまで、入籍や挙式に向いている日と向いていない日をご紹介してきました。ただし、現代では結婚や入籍の日取りはその人の信念や価値観、宗教観、そして生活スタイルや予定などによっても様々です。最終的にはおふたりが良いと思う日を選ぶことが最も重要です。とはいえ、吉日が重なる日はとても縁起が良い日なので、結婚式や両家顔合わせなどにも人気の日取りです。
ご自身はあまり日取りにこだわらないという場合でも、親御様やご親族の方の中には気にされる方も少なくありません。吉日に結婚式を挙げたいという場合、人気の式場は早いうちから予約が埋まってしまうため、前もって式場を決めることがおすすめです。